どうして朝っぱらから汗だくになって学校に行かなきゃならんのか!
白兎の逃亡
これはヤバイヤバイヤバイ。そりゃヤバイを3乗したくもなるよ!何がヤバイってあの男に捕まったら最後、もうお嫁にいけないかもしれない(100パーセントの確立でな!)。
そんなこんなで、ただいま全力疾走中。ほぼ毎日くり返されるこの命懸けの追いかけっこは今日も始まってしまいました(最悪だ!)。
走ってるから髪の毛ぐちゃぐちゃで顔もすごい事になってると思うけど、そんなこと気にしてられません(気にしてたら死ぬよ)(サイバイバルなの!バトルロワイヤルなの!)。
今年で3年生になったから部活はすでに引退しているけど、まだまだ運動能力は低下していないみたいで助かった。ほんと助かった。
人間、ガンバりゃ何でもできんだよ!!!(それでもどうにもならない事はあるのだが)(例えばそれはあの男の存在とかあの男の存在とかあの男の存在とか)
「ちくしょー!犬と千種どうにかしろよこの状況!マジむかつく!千種の野郎なんかこの間「骸様の命令だから」とか言って、私のシャーペン勝手に献上しやがって!!あれ書きやすくて気にいってたのに!千種ァアアアァ、次会ったら覚えてろよ!!!!!」
「!他の男の話をしていると、僕妬いちゃいますよ」
「きたぁああああああ!!!!!!ほんと勘弁してよ!!!こっち来んな気持ち悪い!!!!!」
「キた?なんですか、は僕の声だけでイきそうなんですか?」
「さてはアンタ会話成立させる気、果てしなく0だろ!!!?」
「クフフ、そんな事ありませんよ。僕とはいつだってどこだってナニだって繋がってるじゃないですか!」
「会話すべてに下ネタを織り交ぜるのやめろよ!!!この人間の屑!変態!変質者!」
「に褒められるなんて、世界が滅びてもいいぐらいに嬉しいですよ」
「褒めてねえから!そして頬を赤らめるな!真面目に気持ち悪いからやめてください!!!」
コイツの脳味噌の言語変換機は壊れてるんじゃないのか?そう思わずにはいられない。何故ならこの男、六道骸と会話がまともに成立した事が今までで1度たりともないからだ。もしかしたらコイツには脳味噌すらないのかもしれない(最近出した結論)。
それなのにコイツは、こんなに変態で阿呆なのにも関わらず外見だけは誰もが認めるカッコよさ。勿体無いとはこの事である。人間そんな都合よく出来ていないものだと実感、思い知らされたのはコイツの存在を知ってからだった。無駄にカッコイイんだよね、無駄に(強調)。
と、正門が見えてきた。ここまで来れば今日も私の勝ちだ(帰りもまたこのバトルが繰り返されるのだが)。今日勝てば明日は休みで連休だ。しばらくはコイツの顔を見ないで済む!!!(休日は姿を現さないのが唯一の救いだ)
よし、これなら、
「、今日は逃がしませんよ」
「え」
耳元で聞こえるはずのない声がしたと思ったら、急に私の足は止まった。前のめりに倒れそうになって、衝撃に耐えようと咄嗟に目をつぶるも来るはずの衝撃はこずに、別な何かがあった。目を開けると見たくないのに毎日見ている深緑色が見えた。
離れようとしてみるも、固まったように足だけが動かない。そんな私を見て男はクフフと私の嫌いな笑いをこぼした。
「さて、。今日は学校をお休みして、僕とクフフ、いい事をしましょう」
「え、や、うそ、ちょ、離して!って、降ろして!降ろしてください!」
「僕のことをさん付けとか無しで名前で呼んでくれたら、考えないこともないですよ」
「う…、む、骸降ろして!」
「それは無理なお願いですね」
「嘘つき!!!(殴 り た い !)」
「クフフ…、お褒めいただき光栄です」
姫抱っこされて、学校とは反対方向に進んでいく。学校休むとか私の皆勤賞が!じゃなくて、拉致られてんじゃないの!じたばたと暴れてみるも男女の差は歴然でコイツは平然な顔している(むかつく!)(全力で殴りたい)。どどどどどどうしよう!!!どうして足が動かないのよ!
視界にちらりと赤い目がみえた。
「今まで逃げていた罰ですよ。、たっぷり啼いてくださいね」
「い、いやだああああああ!!!!!誰かたすけ、んっ」
捕らえた女王の罰
そして白兎の逃亡劇は終わりを告げた、女王の手によって。
≫『家庭教師ヒットマンREBORN』六道骸で、ギャグ甘。染帝様、如何でしたでしょうか?
これ、もう何が何だか分かりませんよ。うん、骸さんってこう、いつの間にやら変態になって、ね。下ネタごめんなさい。私としても初めて骸さん書いたので、それなりに楽しく書く事ができました(あれ、自分が楽しかっただけ?)。
本当に遅れてしまって申し訳ありませんでした!!!(土下座100回)
ご応募してくださりまして、本当にありがとうございました!(20070925)
配布は終了いたしました。